インターネットや携帯電話から資本や都市環境まで,身体やメディアをめぐる境界線の問い直しや拡張を試みてきた匿名のアクティヴィスト・グループ.《Life Sharing》(2000-2003)という,現在話題のファイル交換のシステムを使って自分たちが日常的に利用しているコンピュータ端末に誰でも侵入できるようにし,メールから仕事のファイルまで何でも公開するプロジェクトなどで知られる.ネットアートと呼ばれる物理的な制約を持たない活動を展開するアーティストたちの中心的な役割を果たしている.展示作品《永久機関》(2001/2004)は,今も世界中で繰り広げられているコンピュータウィルスとアンチ・ウィルスソフトの攻防.ネットワーク社会特有の政治的/文化的/商業的な問題を指摘する数々のプロジェクトで知られる.「アイデンティティ」,「オリジナリティ」や「作者」など,私たちの考えを規定している概念を問い直す.